留学を通して気付いた、人生を変えるたった”1秒”の習慣
こんにちは。小倉舜と申します。プロフィールはこちらから。
なんかどこかで見たような詐欺臭いタイトルですが、書いている本人は居たって真面目です。大真面目です。The真面目。
この記事を読んで下さっている時点で、読者の皆さんは「人生を変えたい、変えてみたい」という気持ちを多かれ少なかれ持っている方だと思います。
僕自身、ただ授業に出て、バイトして寝るだけの、生産性のない毎日を過ごしていました。3日前どころか、昨日したことでさえ思い出せないというような、灰色の日々です。それを変えたいといつも思っている癖に、何も行動を起こさない、典型的なダメ人間でした。
さて、そんな僕でしたが、2回の留学を経て、少しずつでも考え方が変わってきたなと感じています。その中でも、特に大きな思考の変化の一つをシェアしたいと思います。
それはずばり、「とりあえず」です。
もう少し補足すると、行動の全てに”とりあえず”をつける事です。
”とりあえず”行ってみる。”とりあえず”話してみる。”とりあえず”試してみる。
これだけです。ほんの一秒程度。元手もかかりません。なんてお得なんでしょう。
僕はこれを”とりあえず力”と呼んでいます。
皆さんは、ベンチャー投資家の小野裕史さんをご存知でしょうか。趣味のマラソンを始めてから、僅か3年以内に砂漠、北極、南極という世界一過酷と言われているマラソン大会を制覇してしまった(しかもコスプレしてまで)何だか訳分からない人です。
気楽な文体で、暇つぶしに読むのもおすすめです。
マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン
- 作者: 小野裕史
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/09/09
- メディア: 単行本
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さて、小野さんは本の中で「ノータイムポチリ」というものを提唱しています。
興味を持ったら、やりたいと少しでも思ったら、悩む前に登録ボタンを押してしまう事で強制的に行動を起こしてしまうというものです。
”とりあえず力”も似たコンセプトです。
好奇心を抱いたときに即行動を起こす習慣が何より人生を変える点で重要で、その習慣を得るために効果的な手段が、行動を起こす際の心理的ハードルを下げる事です。
自己啓発書を読んだり、有名人のドキュメンタリーを見たり、世界的な起業家のスピーチを見たりして、一時やる気が出るものの、数日経つとその気も霧散してしまい、元の生活に戻る。
そんな自分を変えたいあなたは”とりあえず”、とりあえず力を付けてみましょう。
例えば、留学がしてみたいと考えたとします。
でも踏み出せない、行動を起こせないという方の多くは、その後にすぐ、時間が無い、お金が無い、英語が話せないと、幾つも難しいと思える要因を思いついてしまい、それ以上考える事を放棄してしまいます。
そこで、とりあえずをつけて考えてみて下さい。
時間が無いけどとりあえず、
お金が無いけどとりあえず、
英語が話せないけどとりあえず、
という感じです。
あなたはその先に続く言葉として、何を想像したでしょう?
僕の場合、
時間が無いけどとりあえず、早起きしてみよう、
お金が無いけどとりあえず、奨学金を探してみよう、
英語が話せないけどとりあえず、英語のオンラインレッスンを試してみよう、
という感じです。
行動する事が何より大事です。行動しないと何も変わりません。
でもそれが分かっていながら行動できないのは、多くの場合、自分の常識であったり臆病さであったりがそれを妨害してしまうからです。
加えて、一度に大きすぎる目標を掲げてしまうと、思うようにいかない現実に、やっぱり自分には無理だと、その重さで自滅してしまう事もあります。
とりあえずという言葉を使う事で、
- 行動を起こす心理的ハードルを下げる。
- 遠大な目標から身近で取り組みやすい行動に置き換えて考える。
事が無意識のうちに行えます。
大した事じゃない。ほんの少しだけ。試しにちょっと。
考えてはいけません。身動きできなくなります。
気楽に、深く考えずに、大した事じゃないと、とりあえずやってみましょう。
とりあえずでも何でも、一度肯定的に物事をとらえた時点で、
「何々だから無理だ」ではなく、「何々だからどうすれば良いか。」
と思考が切り替わります。
自分を縛るのはいつだって自分です。
これを読んだ今この瞬間から、”とりあえず” 行動して見ましょう。
”とりあえず”留学してみたい人は相談に乗ります。