カナダで研究留学中~無気力大学生だった自分へのメッセージ~

僕は、水のある風景が好きです。海や川、湖。透明で綺麗なその光景は、見るだけで心が洗われるかのようで、いつまでも飽きずにその流れを眺めていたくなります。 その景色を、将来の子供達にも見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダの大学に訪問研究員として1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。思考を現実に。死ぬ時に振り返って、納得出来る人生を。

ホタルの飛ぶ川に底が見えそうな程澄んだ湖、どこまでも青い海。その素晴らしい景色を、将来の子供達にも変わらぬまま見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダで1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。日々の考えを思うまま、無気力学生だった自分へのメッセージとして綴ります。 追記 帰国し、国立研究所で非常勤研究員として働き始めました。薄給に耐えつつ、修行中。

気づけば五か月

こんにちは。

気づいたら5か月が経っていました。4か月目の振り返り記事を書いていませんでした。筆不精は中々変わりません。

日本は猛暑だと聞いていますが、こちらは涼しいものです。朝晩のバスを待つ間は上着を着ないと寒いくらいです。

 

この2か月は研究が計画通りに進まず、自分の一日の進捗の遅さに愕然とする毎日です。微生物を扱っているので、計画通りに進まないのは当たり前ではあるのですが、焦るものは焦ります。ここに来てから毎日焦ってばかりです。

 

時間は有限だという意識を以前よりも強く持つようになりました。

一日を効率良く過ごすために、生活を夜型から朝型に変えたり、ノートにその日の活動を時系列で書き一日を振り返ったり。

落合陽一さんの真似をしてたら寝不足で過敏性腸症候群になったのでヨーグルトをよく食べています。あとリンゴとナッツは低GIで集中できると本で読んだので、机の引き出しがリンゴで埋まってます。

 

カナダでは夜遅くまで残って作業するというのはやはり一般的ではなく、ワークライフバランスが大事だという考えが身の回りでは主流です。オフとオンを切り替えてスマートに働けとラボメイトによく言われます。それはそれで理に適っているとは思うのですが、それが好きであるなら無理してやめる事も無いよなと。自分が納得する方を選ぶようにしています。旅行とか全然行けてないのですが、帰国した時に語りたいのは旅行の思い出ではなく、自分が成し遂げた事だと思います。

 

時間が空くと、自分はなぜ留学したのか、なぜここにいるのかとよく考えます。

自分は休学してまでここに研究留学に来ました。「そこまで熱心だったかな自分?」と疑問に思ったり。別に誰に言われた訳でもないですし教授になりたい訳でもないです。結局、自分のしている事に納得したいのかなと思います。自分が研究していた事が、実験室の中だけの話ではなく、社会に繋がっている物だと確かめたかった、或いは社会に繋げる事で、目に見える形として残したいのかなと。

研究分野に関しても、今は下水処理の研究をしていますが、振り返ってみると、要は社会に役立つ新技術、未来を創る事に惹かれていたのだと気付きました。

 

トビタテに支援して頂き、金銭的な心配をせずに目の前の事に取り組める今の環境に、とても感謝しています。それを成果で示せる様に、気を引き締めて頑張っていきます。

 

まとまりないですが、今日はこの辺で。

 

 

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数少ない写真。上はラボメイトとその友人とハイキング。ハイキングというよりクライミングでした。景色も素晴らしかったですが、登頂した時の達成感が魅力ですね。 下はカルガリーのお祭りスタンピード。出店やイベントが目白押しでした。チーズケーキの揚げ物とか、砂糖の塊みたいなジャンクフードは流石北米という感じ。