カナダで研究留学中~無気力大学生だった自分へのメッセージ~

僕は、水のある風景が好きです。海や川、湖。透明で綺麗なその光景は、見るだけで心が洗われるかのようで、いつまでも飽きずにその流れを眺めていたくなります。 その景色を、将来の子供達にも見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダの大学に訪問研究員として1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。思考を現実に。死ぬ時に振り返って、納得出来る人生を。

ホタルの飛ぶ川に底が見えそうな程澄んだ湖、どこまでも青い海。その素晴らしい景色を、将来の子供達にも変わらぬまま見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダで1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。日々の考えを思うまま、無気力学生だった自分へのメッセージとして綴ります。 追記 帰国し、国立研究所で非常勤研究員として働き始めました。薄給に耐えつつ、修行中。

勤務初日

こんにちは。

本日は勤務初日でした。

 

バスで通うのですが、研究所の周囲には桜が植えられており、

雨が降ってはいましたが、それでもとても綺麗な風景でした。

幸先が良いですね。


初日という事もあり、仕事というより、ボスに連れられて関係各所にあいさつ回りをして、契約書類を書いて、オフィスでの働き方などの説明を受けました。

 

企業ではないので、新人研修などは無いのですが、場に馴染めるように気を使って頂けているなと素直に嬉しいです。

 

暫くの間は仕事を任されるというより、まず関連文献を読み尽くして今の研究に追いつけという感じです。

 

渡された参考資料が分厚くて、さてどうしようかと思います。


さて、仕事自体に関しては不満は無いのですが、単純に待遇が寂しいなと契約書類書きながらしみじみと感じていました。

非常勤研究員なので、正職員とは待遇が違います。同一労働同一賃金が今日から施行されましたが、農研機構はまだ完全には実施されていないそうです。


具体的には、通勤手当が実費支払いなのですが、実費に届かず足が出ます。

ボーナスも一応、日給に日割りで追加されているのですが、それも年間合計で10万円程。額面でも300万届くかどうか程度です。

これでも、博士で学振を取った場合よりも所得では高いのですが。

日本の闇ですね。

尊敬する先輩が研究職は人には勧めないとよく言われるのですが、納得です。

研究を仕事にしたいと今の職を選びましたが、
給与の面で精神的に耐え切れなくなるのかなと。

覚悟が試されているなと感じます。

 

今日はこの辺で。