カナダで研究留学中~無気力大学生だった自分へのメッセージ~

僕は、水のある風景が好きです。海や川、湖。透明で綺麗なその光景は、見るだけで心が洗われるかのようで、いつまでも飽きずにその流れを眺めていたくなります。 その景色を、将来の子供達にも見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダの大学に訪問研究員として1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。思考を現実に。死ぬ時に振り返って、納得出来る人生を。

ホタルの飛ぶ川に底が見えそうな程澄んだ湖、どこまでも青い海。その素晴らしい景色を、将来の子供達にも変わらぬまま見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダで1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。日々の考えを思うまま、無気力学生だった自分へのメッセージとして綴ります。 追記 帰国し、国立研究所で非常勤研究員として働き始めました。薄給に耐えつつ、修行中。

明日帰国

こんにちは、グラです。

 

大分更新が途絶えていました。

振り返り自体は手元のノートや別の媒体で続けていたのですが、
今思うとここにまとめて書いて置けば読み返しやすかったなと、
反省です。

 

明日のフライトを控えて、大学オフィスの机を片付けしながらつらつらと今の気持ちについて考えていたのですが、これもまた書き溜めておこうかなと筆をとりました。

 

国を移動する事がただの「日常」になった

カナダに留学する前は、何度か海外に行った事はあるものの、渡航前日になると訳もなく心配で何度も航空券を確認したり、新しい何かが始まる、或いは終わる予感に落ち着かない気分になったものです。

 

でも今は、明日帰国するというのに、「飛行機の乗り換え面倒くさいな」程度にしか思わなくなっていました。電車に乗るのと同じ感覚です。

実際友人が送別会を開いてくれたりするのですが、僕の事なのになんだか他人事な感じがしています。

以前の様にドキドキして部屋をうろつかない事に自分でびっくりしています。

 

マレーシア留学から帰国する時は飛行機の中でボロボロ泣いていたのに。

理由としては多分、以前はもう二度と帰ってこれない、皆と会えないと考えていたのが、今はいつでも帰ってこれる(行く事が出来る)と思えるようになったからだと思います。

 

実際、帰ってくるんですけどね。

日本で修士とったら、次は博士として進学する予定です。

 

日本に帰国するというより、

日本で面倒な仕事を済ませてくる感覚です。

 

「自由」になれた

留学の目的に直結する成果は置いておいて、自分自身の気持ちの変化を見てみると、大分「自由」になったなと感じています。

 

最後にこのブログを更新したのは昨年の9月でした。

当時は博士進学するか、主に金銭面で悩んでいました。

 

気持ちは博士進学したい。

でも奨学金の借金が山ほどある。

博士進学した後も就職が不安だ。

 

とか考えていました。

 

ですがその時に大学の同期がクラファンで資金調達を成功させて

日本で夢を追っていたりするのをみて、

「やりたたいことをやればいい。今自分に出来ないなら出来るように行動すればいい」

と吹っ切れまして、そこから積極的になれたと思います。

 

留学全体を通してやりたい事を何度も自問したり、

色々な生き方に触れたことが積み重なり、最後に吹っ切れたという印象です。

 

日本にいるとどうしても周りを見てしまう性格をしているので、

一人海外で自分の生き方を見つめる時間を取れた事が良かったのかなと。

内心、これで良いのかと悩みながらの留学でしたが、今ではこの選択は正しかったなと思えています。

 

やりたい事っていうのは実際自分では気づいているけれど、

自分の今の能力や環境を見て(例えば💰が無いとか英語が話せないとか)、

自分には無理だって判断して挑戦しないままに諦めていたんだなと実感しました。

 

 

振り返ってたらちょっと片付けが終わらなさそうなので、

続きは空港の待ち時間で書こうかな。