カナダで研究留学中~無気力大学生だった自分へのメッセージ~

僕は、水のある風景が好きです。海や川、湖。透明で綺麗なその光景は、見るだけで心が洗われるかのようで、いつまでも飽きずにその流れを眺めていたくなります。 その景色を、将来の子供達にも見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダの大学に訪問研究員として1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。思考を現実に。死ぬ時に振り返って、納得出来る人生を。

ホタルの飛ぶ川に底が見えそうな程澄んだ湖、どこまでも青い海。その素晴らしい景色を、将来の子供達にも変わらぬまま見せてあげたい。そんな思いから下水処理の研究を選び、現在はカナダで1年間の研究留学をしながら、日本にまだ普及していない新技術を学んでいます。日々の考えを思うまま、無気力学生だった自分へのメッセージとして綴ります。 追記 帰国し、国立研究所で非常勤研究員として働き始めました。薄給に耐えつつ、修行中。

Granular Sludge Conference 2018 in Delft

こんにちは。

2018年3月18日~22日にオランダのデルフトで行われたIWA主催の国際会議に参加してきました。プレゼンターではなく、ただの参加者としてですが。

 

主なスポンサーはBiothane of Veolia, PaquesとNereda。

参加者は239名。うち大半は欧米人で他は中国人。

日本人は自分を含めて7名。内訳は企業人が4名(メタウォーター、オルガノ、日立)、学生が2名、教授が1名。

プレゼンターはオーラルが二人、ポスターが一人。その内、好気性グラニュールについて発表したのは一人でした。

この分野を研究している主な国はヨーロッパ、特に スペイン、オランダ、ドイツ、スウェーデン、中国 、日本、シンガポールそしてアメリカ、カナダ。

好気性グラニュールという現象を発見したのは日本人研究者(Mishima,1991)ですが、この研究分野において日本は明らかに遅れており、存在感を示せていないという印象です。

 

 学会の構成は初日にワークショップ、2日目以降にプレゼンとポスターセッション、4日目にテクニカルツアーというものでした。

4日間を通して著名な教授の方々、好気性グラニュール法に関わる企業の方、現地下水処理場の技術者を含む30人以上と連絡先を交換し、面識を持てたのは大きな収穫でした。

一方で、深い議論をするには、そもそも対等な相手として見なして貰えていないとヒシヒシと感じました。

次に参加する時はプレゼンターとして参加して、認めてもらおうと、決意を新たにしたオランダ出張でした。

 Granular Sludge Conference 2018 was held in Delft, Netherland between 18 and 22 March, 2018, which was mainly sponsored by BIOTHANE of VEOLIA, PAQUES and Nereda.
 The number of participants ware 239. Most of them were European, others were Chinese. Japanese participants were 7 including me: four of them are business men (METAWATER, ORGANO and Hitachi), two students (Soka Uni and Uni of Tsukuba) and one professor (Hokkaido Uni). Three of them were presenter. Two oral presentation and one poster presentation. Each of them talked about anammox, anaerobic digestion and aerobic granular sludge system.
 The phenomenon of Aerobic granule was discovered by Japanese researcher first (Mishima, 1991), however, Japanese are clearly much behind of them in this research field now.
 Up to date, whole Europe, especially Spain, Holland, Germany, Sweden, besides, China, Japan and Singapore, Canada and US are studying this research.
The conference consists of three parts, Workshop, Oral and poster session, Technical tour to WWTP.

Through the conference I got acquainted with great professors, business men who are interested in AGS and engineers in Nereda. This is a big result I got in this conference.

Next time, I would like to join it as a presenter and have deep discussion with other partisipants.

 

 

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